2013.06.27 Thursday
妊活中・妊娠中・ 授乳中のヘアカラーについて
毎月安全宣言を出すとかいいながら、年に一回くらいしか書けてないかも。。
ネット上で見るヘアカラーの危険性について。
だいたい今年もキーワード検索で見回りましたが、ヘアカラーの毒性、アナフィラキシー(ショック)、パラフェニレンジアミン(PPDという物質についてが多く取り上げられていました。
昨年の胎児に及ぼす影響がどうとか、頭蓋骨が染まってたなどという悪意に満ちた嘘はどうやら今年は消えてましたが、変わりにへナをするよう誘導するサイトがむちゃくちゃ増えてます
厚生省が管轄の薬事法という日本の法律で説明しますと、ヘアカラーは医薬部外品に指定されています。使用上の用法、用量を守って正しく使用しましょうというものです。けして毒などの毒薬・劇薬物などというジャンルで指定されていません。なので、日本の医学と科学の常識では頭皮から毛細血管に浸透し、体内に蓄積されるなんて解釈はだーれ(美容師も医師も厚生労働省の職員も)もしません。ただ、よく読むと口に入ったらという条件で毒性をPRしているサイトは多く見かけました。乳幼児の誤飲に注意しましょうということをしっかりと、どこででも書いてました。
ヘアカラーを使用することで環境や身体に害を及ぼすような言い回しをされる美容師さんが、今年もネット上で若干いらっしゃいますが、たぶんそういう認識をお持ちなのは彼らだけです。今年は通常のヘアカラーのことを薬害などと呼び、体に有害と言いながらオリジナルな理論で他の美容院のヘアカラーより自店の美容室のヘアカラーが安全だからと言う手法で、CMをしている美容室も増えてきます。
今年も何故ヘアカラーが安全かということを申し上げるかと言うと、そういうご心配をされる女性は必ずこれら上記にあるおかしな情報をご覧になり、不安になってお調べになっていらっしゃるからだと思うからです。
ヘアカラーの危険性はずばりアレルギーです。
皮膚が敏感な時はなるべく控える。ただ、体調などを著しく壊すことなどの報告は、ヘアカラーが発売あれて以来もしくは私が美容師を始めて20年来一度も厚生省から出ていません。これは一定の濃度などの安全基準を国が決めて認可を下ろしてるからだと思います。
最近の健康ブームや安全性の確保の観点から、例えばアルコールのCMですら“妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に 悪影響を与える恐れがあります”と、(これは10年くらい前の今頃から)表記されるようになりました。実際はどれくらいの量を飲んで、どれくらいのリスクがあるかという具体的なデータはなさそうですが、それでも日本と言う国は、安全性を考慮して表記を義務付けたという実績も見てほしいと思います。
これから妊娠をご希望の女性や現在妊娠中の女性。さらには授乳中や育児中の女性に一番知っておいて欲しいこと、考えて欲しいこと。それは、そもそもヘアカラーをする必要があるかどうかということです。
髪の色を変えるのはそれなりに化学薬品は当然必要です。ただ、家でやる場合はとりあえず置いておいて、美容師が髪や頭皮を見て安全に施術するべく何十年も取り組んできた今までの経緯も知って頂けたらそれほどご心配もされなくなるのではないでしょうか。今降り注ぐ新しいトラブルではなく、今まで隠していた事実でもなく、最近急に話題に上がったヘアカラーの危険性はどこが言い出したのかが一番の問題なのではないでしょうか?
たとえば(一連の話の流れからは関係ないですが)ヘナがお好きでヘアカラーが苦手。そうおっしゃる方も多いと感じるのが個人的な印象ですが、ヘナは主成分にヒドロキシル基とナフトキノンからなるローソニア・アルバ(赤色酸性酵素)とタンニン酸が含まれているそうです。これらが髪のタンパク質と結合して色を持つそうなのですが、単純にこれって有機化合物による染毛だと思いませんか?科学物質配合のヘアカラーとそもそも国内の認可があいまいなのに自然で安全なヘナなんていう比べ方が私には理解できません。
ただ、しっかりと知識を持ちお客様にへナを扱う人は別ですよ?
でもそういう人は決まって直接現地でへナを買い付けに、定期的にされるかたが多いです。
今年は自宅で無免許の方がへナカラー専門店を開業されるケースを奈良県内でも何軒かお客様から耳にします。
私は“悪意のある無知”と呼んでいるのですが、髪を染めてお金をいただく事は国家資格がいることを知らず、またどこかの資格をお取りになられたということで保険所に認可も取らずに開業されるケースはこれからも後をたたないでしょう。私はへナは嫌いではないのですが、へナを悪用する業者が多すぎるので手を出さないように警告しています。
何度も書きますが、しっかりとご理解と取り扱いをきちんと知る有資格者は別として注意を促したいケースが多いへナに警笛を鳴らします。
あーあ。結局ヘアカラーの話からへなの話で終わっちゃった。。
ネット上で見るヘアカラーの危険性について。
だいたい今年もキーワード検索で見回りましたが、ヘアカラーの毒性、アナフィラキシー(ショック)、パラフェニレンジアミン(PPDという物質についてが多く取り上げられていました。
昨年の胎児に及ぼす影響がどうとか、頭蓋骨が染まってたなどという悪意に満ちた嘘はどうやら今年は消えてましたが、変わりにへナをするよう誘導するサイトがむちゃくちゃ増えてます
厚生省が管轄の薬事法という日本の法律で説明しますと、ヘアカラーは医薬部外品に指定されています。使用上の用法、用量を守って正しく使用しましょうというものです。けして毒などの毒薬・劇薬物などというジャンルで指定されていません。なので、日本の医学と科学の常識では頭皮から毛細血管に浸透し、体内に蓄積されるなんて解釈はだーれ(美容師も医師も厚生労働省の職員も)もしません。ただ、よく読むと口に入ったらという条件で毒性をPRしているサイトは多く見かけました。乳幼児の誤飲に注意しましょうということをしっかりと、どこででも書いてました。
ヘアカラーを使用することで環境や身体に害を及ぼすような言い回しをされる美容師さんが、今年もネット上で若干いらっしゃいますが、たぶんそういう認識をお持ちなのは彼らだけです。今年は通常のヘアカラーのことを薬害などと呼び、体に有害と言いながらオリジナルな理論で他の美容院のヘアカラーより自店の美容室のヘアカラーが安全だからと言う手法で、CMをしている美容室も増えてきます。
今年も何故ヘアカラーが安全かということを申し上げるかと言うと、そういうご心配をされる女性は必ずこれら上記にあるおかしな情報をご覧になり、不安になってお調べになっていらっしゃるからだと思うからです。
ヘアカラーの危険性はずばりアレルギーです。
皮膚が敏感な時はなるべく控える。ただ、体調などを著しく壊すことなどの報告は、ヘアカラーが発売あれて以来もしくは私が美容師を始めて20年来一度も厚生省から出ていません。これは一定の濃度などの安全基準を国が決めて認可を下ろしてるからだと思います。
最近の健康ブームや安全性の確保の観点から、例えばアルコールのCMですら“妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に 悪影響を与える恐れがあります”と、(これは10年くらい前の今頃から)表記されるようになりました。実際はどれくらいの量を飲んで、どれくらいのリスクがあるかという具体的なデータはなさそうですが、それでも日本と言う国は、安全性を考慮して表記を義務付けたという実績も見てほしいと思います。
これから妊娠をご希望の女性や現在妊娠中の女性。さらには授乳中や育児中の女性に一番知っておいて欲しいこと、考えて欲しいこと。それは、そもそもヘアカラーをする必要があるかどうかということです。
髪の色を変えるのはそれなりに化学薬品は当然必要です。ただ、家でやる場合はとりあえず置いておいて、美容師が髪や頭皮を見て安全に施術するべく何十年も取り組んできた今までの経緯も知って頂けたらそれほどご心配もされなくなるのではないでしょうか。今降り注ぐ新しいトラブルではなく、今まで隠していた事実でもなく、最近急に話題に上がったヘアカラーの危険性はどこが言い出したのかが一番の問題なのではないでしょうか?
たとえば(一連の話の流れからは関係ないですが)ヘナがお好きでヘアカラーが苦手。そうおっしゃる方も多いと感じるのが個人的な印象ですが、ヘナは主成分にヒドロキシル基とナフトキノンからなるローソニア・アルバ(赤色酸性酵素)とタンニン酸が含まれているそうです。これらが髪のタンパク質と結合して色を持つそうなのですが、単純にこれって有機化合物による染毛だと思いませんか?科学物質配合のヘアカラーとそもそも国内の認可があいまいなのに自然で安全なヘナなんていう比べ方が私には理解できません。
ただ、しっかりと知識を持ちお客様にへナを扱う人は別ですよ?
でもそういう人は決まって直接現地でへナを買い付けに、定期的にされるかたが多いです。
今年は自宅で無免許の方がへナカラー専門店を開業されるケースを奈良県内でも何軒かお客様から耳にします。
私は“悪意のある無知”と呼んでいるのですが、髪を染めてお金をいただく事は国家資格がいることを知らず、またどこかの資格をお取りになられたということで保険所に認可も取らずに開業されるケースはこれからも後をたたないでしょう。私はへナは嫌いではないのですが、へナを悪用する業者が多すぎるので手を出さないように警告しています。
何度も書きますが、しっかりとご理解と取り扱いをきちんと知る有資格者は別として注意を促したいケースが多いへナに警笛を鳴らします。
あーあ。結局ヘアカラーの話からへなの話で終わっちゃった。。
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